海外旅行が好きな方なら一度は、「海外に住んでみたい」と思ったことがあるでしょう。もし趣味の旅行が仕事になれば、仕事の満足度は上がります。
また、国内の旅行業界で働いている人の中には、「本当は海外で働きたい」と考えている人もいるでしょう。実はこのような夢を実現するのは、そこまで難しいことではありません。
実際に日本人観光客や日本人のビジネスマンが多く訪れる国であれば、旅行関連の仕事は見つけやすいです。ただ、旅行関連の仕事には様々な職種があるので、海外で求人数の多い職種に絞って探していくのが効率的です。
ここでは、海外の旅行業界で仕事を見つけたい方のために、海外転職を実現しやすい職種について求人票も交えながら紹介していきます。
もくじ
海外で旅行関係の求人が多い職種について
まず、旅行業界で海外勤務を実現するには、求人が多い職種を理解しなければいけません。これについては以下の通りです。
- 旅行会社の営業
- 旅行会社などのカスタマーサポート
- ランドオペレーター
- ツアーガイド(添乗員)やインストラクター
それぞれ詳しくみていきましょう。
旅行会社(旅行代理店)の海外支店で営業担当として働く
国内大手の旅行会社では、観光やビジネスで訪れる日本人が多いエリアに海外支店を置いています。このような海外支店の営業担当であれば、求人が豊富にあります。
現地採用で日本人を雇うことも多いですが、それだけでは人手が足りない、あるいは経験者を雇えないため、日本から渡航してくれる人材を募集しています。
例えば以下の求人は、日系旅行代理店の営業職の中途採用です。
勤務地はベトナムのホーチミンです。営業に加えて、ベトナム国内にある5支店のマネージャーを担当します。具体的には店舗管理、旅行代理店業務(お客さんの9割が日本人)、ツアーを構築するためのスパや飲食店へ対する営業といった業務を担当します。
応募条件は「ネイティブレベルの日本語と日常会話レベルの英語が話せる」「マネジメント経験が3年以上(10人程度の管理経験でOK)」です。
さらに、柔軟な対応力・営業経験・新しいサービスを構築できるといったスキルがあると、選考において優遇されます。
ただ、「いきなりマネージャー職は無理!」という方には以下のような求人もあります。
大手日系旅行会社で法人営業スタッフを募集しています。同じく勤務地はベトナム・ホーチミンです。
日系企業向けに出張チケット手配の営業、報奨旅行の提案、社内研修などのイベント提案、お客さんのアテンドなどの業務を担当します。
応募条件は、「営業経験」「日常会話レベル以上の英語力」です。日本で営業経験があれば、キャリアを活かした海外転職が可能です。
旅行会社(旅行代理店)のカスタマーサポートに就く
また、営業ではなく旅行会社や代理店でカスタマーサポートに従事できる求人もあります。例えば以下は、海外旅行気分で働ける求人です。
勤務地はマレーシア・クアラルンプールです。大手外資系旅行サイトのカスタマーサポートを担当します。
具体的には、航空券の予約変更・取り消し対応やホテル・航空会社へ予約確認・商品に関する問い合わせ対応、支払い・払い戻しの問い合わせ対応に従事します。
応募条件は、「高卒以上」「基礎的なPC操作ができること」のみです。英語が苦手な場合であったり、業界・業種未経験であったりしても問題ありません。
なお、英語については英語力アップのレッスンが用意されているため、働きながら英語スキルを磨くことが可能です。また、福利厚生にはプール・ジム付きのコンドミニアムや無料のシャトルバスが含まれています。
クアラルンプールは近隣国へのアクセスが良いため、週末はシンガポールやタイに旅行することも可能です。海外旅行好きな方にとっては、非常に恵まれた環境で国際経験を積めます。
・日本での旅行業界の経験を活かして海外転職する
「せっかくなら未経験でも応募できる求人ではなく、旅行業界でのキャリアを活かして転職したい」という方には以下のような求人がおすすめです。
勤務地はシンガポールです。この企業は旅行会社ではなく、物流会社ですが旅行関連業務のカスタマーサポート担当を募集しています。
ツアーに関する問い合わせの対応や航空券の予約・発行、旅程表作成業務、顧客サポートなどに従事します。
応募必須条件は「最低2年以上の関連業務での経験」「ビジネスレベルの英語力」「積極的に業務に取り組める」ことです。2年以上、旅行業界でカスタマーサービスを担当している方なら、日本での経験を活かして海外転職が実現できます。
経験にもよりますが、給与は月30万円程度(1シンガポールドル80円で算出)です。東南アジアの中では高給といえます。
・海のきれいなリゾート地で働けるカスタマーサポート職
また、「せっかく旅行業界で働くのであれば海のきれいなエリアがいい」と希望する方も多いでしょう。そのような方には以下のモルディブ勤務の求人がおすすめです。
モルディブは、インド洋に浮かぶ美しい海に囲まれた島国です。毎年、世界中から人口を上回る数の観光客が訪れます。
大手日系旅行会社のモルディブ支店でカスタマーサポートを担当します。カスタマーサポートに関するオフィス業務から空港送迎・ガイド業務に至るまで、幅広く従事します。
応募必須条件は「大学卒業以上」「社会人経験3年以上」「英語日常会話以上(TOEIC600点以上)」です。また、旅行業界の勤務経験があると歓迎されます。
ただ、給与は13万円程度(1ドル110円で算出)と低いです。しかし福利厚生には会社所有のアパート(家賃不要)や年に1度の帰省航空券などが含まれているため、実質はもう少し高いといえます。
・航空会社のカスタマーサポート職もある
ここまで紹介した求人は旅行会社あるいは代理店でのカスタマーサービスがメインでした。しかし同じ旅行業界でも、航空会社のカスタマーサポート職にも求人があります。
以下はイギリスの大手航空会社でのカスタマーサポートの求人です。
イギリスの会社ですが、勤務地は香港です。日本語・英語での予約の受付・変更・発券業務や電話やメールでの問い合わせ対応に従事します。
応募条件として「日本語ネイティブレベル」「英語ビジネスレベル」を求められます。
また、航空会社や旅行会社での経験者は優遇されます。この求人の場合は、英語力が求められるため、「語学力を活かして旅行業界に海外転職したい」という方におすすめです。
ツアーの手配を行うランドオペレーター
ランドオペレーターとは、「旅行会社から依頼を受けて、ホテルやレストラン・ガイド・バス・鉄道の手配や予約を代行する専門会社のこと」です。ツアーオペレーターとも呼ばれます。
例えば海外旅行のツアーパッケージの場合、旅行社が現地のホテルやレストランの全ての手配をしているわけではなく、現地に詳しいランドオペレーターに依頼して調整してもらいます。
大手旅行会社の場合、海外支店にランドオペレーター業務を任せることもあります。しかし海外支店を持たない旅行会社や多くの大手旅行会社は、ランドオペレーターに依頼してツアーのパッケージを組みます。
「それなら主要な観光地にはランドオペレーターの求人があるのでは?」と考える方も多いと思います。しかし実際に求人がある国は限られています。
その理由は、「現地の情報さえ収集できれば、ランドオペレーター業務自体は日本からインターネット活用で全て遂行できる」からです。わざわざ主要な国ごとに日本から人材を送り込む必要はありません。
そのため、人件費や物価が高くつく国(イギリスなど)では募集がありません。実際にランドオペレーターの求人があるのはアジア圏内です。以下は大手旅行会社と取引のあるランドオペレーターの求人です。
勤務地はベトナムです。ツアーの企画・仕入れ・手配・カスタマーサポートに従事します。あなた自身がプロデュースした旅行商品を取引先に提案できます。
応募条件は大卒以上のみ(ビザの関係上)です。「旅行業界経験者は大歓迎」との記載があります。また、ベトナム語は求められず、英語は中学生レベルで大丈夫です。
・アジア専門のツアーオペレーター
東南アジア全域を担当するツアーオペレーターの求人もあります。
勤務地は東南アジアのほぼ中央に位置するシンガポールです。応募資格は「20~40歳くらいまでの男女」「短大・専門学校卒以上」「日常会話レベルの英語」「パソコンの基本操作ができること」です。
なお、旅行業界経験者や海外在住者、駐在経験があると優遇されます。
このようなツアーオペレーターでの業務は、海外旅行を個人で計画するのが好きな方に向いている仕事といえます。
ツアーガイドやインストラクター職に就く
旅行業界での海外転職を考えるとき、旅行会社や代理店で旅行商品の営業・販売・カスタマーサポートを担当したり、旅行商品を手配したりする仕事に就くのも選択肢の一つですが、実際に観光地でツアーガイドやアテンド・インストラクターとして働く方法もあります。
例えば以下のような求人であれば、オフィスワークに加えてゴルフ旅行のアテンドにも従事できます。
勤務地はマレーシアです。ゴルフ旅行代理店でのアシスタントマネージャーの求人です。具体的には、ゴルフ旅行の問い合わせ対応・書類作成・チケットやホテルの手配・ゴルフ旅行のアテンド・旅行事業のコンサルティング・イベント事業の企画や運営を担当します。
日本への出張もあるため、定期的に日本へ帰れるのは大きなメリットです。応募必須条件は「4年制大学を卒業」「旅行業界で3年以上の経験」「コミュニケーションレベルの英語力」「運転免許」を持っていることです。
さらに、ゴルフの知識やマネジメント経験があると優遇されます。福利厚生には社用車や社宅の支給が含まれています。「海外旅行とゴルフが好き」という方には魅力的な職場といえます。
・レジャースポーツのインストラクター兼ツアーの企画と引率
他には、「リゾート地で身体を動かして旅行関係の仕事に就きたい」という方には、インストラクターの仕事がおすすめです。以下の求人であればインストラクターに加えて海外ツアーを企画し引率するため、ツアーガイドとしても活躍できます。
勤務地はフィリピンのリゾート地、セブ島です。仕事内容はダイビングライセンスの発行、リゾートツアーの提案と引率、ダイビング用品の販売です。
スキューバダイビングのインストラクターですが、未経験でも問題ありません。働きながら一から学ぶことができます。
応募資格や条件などは特に記載がなく、旅行好きであれば年齢も経験も関係なく応募できます。
ダイビングライセンスを取得したお客さんに海外ツアーを提案し、引率まで担当します。またモルディブ・カリブ・ハワイ・パラオ・ニューカレドニアなどの海外ツアー実績があります。海の美しい国に仕事で行ける上、ダイビングまで楽しめます。
海外旅行・アウトドアスポーツ好きには、メリットの大きい仕事といえます。
・南国勤務のツアーガイド
ツアーガイドを専門にした南国パラオ勤務の求人もあります。
パラオは太平洋に浮かぶ島々から成る国で、日本からも近いことからリゾート地として毎年多くの日本人観光客が訪れます。
パラオでオプショナルツアーガイドとして活躍します。具体的にはパラオの海や陸を案内するオプショナルツアーガイドを担当します。その他、ゲスト送迎・事務・接客といったホテル業務も兼任します。
応募対象は「社会人経験」「水泳能力(体力がある)」「運転免許」「最低限のコミュニケーションがとれる英語力」を持っている方です。
給与は55,000~165,000円(1ドル110円で算出)と低いですが、住宅・1日3食の食事・光熱費・社会保険は全て会社負担なので生活費はほとんどかかりません。
そのため、給与にはほぼ手をつけずに生活していくことが可能といえます。1年中暖かい気候の中で、のびのび働ける環境です。
アジア以外(アメリカやヨーロッパ)で求人を見つけるには?
ここまで紹介した求人は、勤務地がアジア圏でした。それではアメリカやヨーロッパで求人を見つけるにはどうしたらいいのでしょうか。
アジアに比べるとアメリカやヨーロッパは求人数が少なくなります。しかし、複数の転職サイトに登録することで求人の選択肢が広がるのです。
転職エージェントによって得意としている職種やエリア・国が異なるので、1つの転職サイトに絞っても豊富な求人は見つけられません。
特に、アメリカやヨーロッパは求人数が少なく、掲載されるとすぐに応募者が集中する可能性もあるため、転職エージェントの担当者にすぐに連絡してもらうように依頼しておくとよいです。
例えば、ヨーロッパでは以下のような求人があります。
こちらは日系の旅行会社ではなく、ドイツの旅行会社です。勤務地は世界的にも日本人が多く、暮らしやすいといわれるデュッセルドルフです。
出張・個人旅行・空港送迎など旅行業務全般を担当します。応募条件は「旅行業・航空会社・ホテル経験がある」「英語あるいはドイツ語でコミュニケーションがとれる」ことです。
ドイツ語が話せなくても英語で意思疎通ができれば問題ありません。さらに、CRS(コンピュータ予約システムのソフトウェア)経験者は優遇されます。
・アメリカの場合、ビザの取得が大きな壁となる
ここまで紹介した国とは違って、アメリカで働く場合は就労ビザの取得が大きな壁となります。ただ、「アメリカでの就労ビザを持っていない」からと諦める必要はありません。実は、「Jビザ」という抜け道があるのです。Jビザを取得すれば期間は定められていますが働くことができます。
Jビザとは、インターンシップなどに用いられるビザのことです。最大1.5年まで就労可能です。「短大卒以上」などの条件はありますが、比較的容易にクリアできます。
さらに、Jビザで就労期間内に正社員として雇ってもらう、あるいは別の会社での仕事が見つかればそのまま働き続けることが可能です。
それではJビザで就労可能な旅行業界の求人についてみていきましょう。以下は日本の大手旅行会社のアメリカ支店での募集要項です。
勤務先は、ロサンゼルスあるいはニューヨークです。旅行手配業務全般のアシスタントに従事します。
応募資格は「4年制大学を卒業」「1年以上旅行・カスタマーサービス・営業・事務職分野での経験」「TOEIC750点相当の英語力」を持つことです。
なお、旅行・航空業界で働いた経験がある方はTOEIC700点から応募が可能になります。
週休2日の勤務で、給与はロサンゼルスが約27万円、ニューヨークが約29万円(1ドル110円で算出)とアジア圏よりも高い収入が得られます。
・Jビザでハワイの旅行業界でも就労可能
Jビザを活用すれば、ハワイでも働くことができます。ハワイといえば日本人から圧倒的な人気を誇るリゾート地です。そのようなハワイには旅行会社の求人が比較的豊富にあります。
例えば以下の求人がこれに該当します。
勤務地はハワイの中心地であるホノルルです。ハワイにある旅行会社でランドオペレーション業務全般、カスタマーサービス、ツアー手配業務などに従事します。
応募資格は、カスタマーサービス・オフィスワークなどの職務経験が2年以上あることのみです。業務の7割は日本語しか使用しないため英語力は求められません。ハワイ好きの方におすすめの求人です。
政府観光局の求人は、勤務地を限定できない
なお、中には政府観光局の海外事務所で働きたいと考える方もいると思います。政府観光局とは、外国人旅行者の誘致活動を行う政府機関のことです。世界の主要な国々は世界各国に政府観光局の海外事務所を置いて、旅行者を獲得するための競争を展開しています。
日本政府観光局は日本を本部として、ロンドン・パリ・ローマなどヨーロッパの主要都市、オーストラリア、シンガポール、カナダ、マレーシア、アメリカ、香港などに海外21ケ所に事務所を設置しています。
海外事務所では、外国人が日本へ旅行してくれるようにプロモーションやマーケティングの活動を行っています。
しかし、政府観光局では基本的に勤務地を限定した採用は行っていません。まずは入職後、本部(東京)に配属され、そこからあなたの適性や業務実績を判断して海外赴任を決定します。
したがって、「オーストラリアにある政府観光局に就職したい」というような希望は通りません。ただ、現地の言葉が話せる場合は優遇される可能性があります。例えば、フランス語ができる場合はパリ、ロシア語ができる場合はモスクワへの海外赴任が期待できます。
それでは日本政府観光局の実際の求人内容について、みていきましょう。
勤務地はJNTO本部のある東京です。総合職として採用され、訪日観光プロモーション・マーケティング・国際会議の誘致や開催支援・コンサルティング・訪日旅行サイトの管理など幅広い業務に従事します。
応募資格は「4年制大学卒業以上(あるいは大卒に相当する学力を有する)」「就業経験がある」ことです。
また、既に上記に挙げた業務内容に近い経験が5年以上あると選考において有利となります。さらに、英語以外の外国語の素養がある方は歓迎されます。
こちらの求人の場合は、入職時点で「海外転勤があるかどうか」「どの国に赴任するかどうか」は未知数です。したがってあらかじめ働きたい国がある程度決まっている場合は向いていません。
一方で「国の機関に就職できるので安定した職に就ける」「福利厚生が充実している」などがメリットとなります。
国内勤務ではあるが、海外を飛び回る「添乗員」の募集もある
ここまで、海外勤務のある求人を紹介してきました。しかし、旅行業界に海外転職したいと考える方の中には「海外ツアーを担当する添乗員」も候補に入ってくると思います。ツアーコンダクターの場合、勤務地は国内になりますが、世界中を飛び回りながら働けます。
国内大手旅行会社では、定期的に添乗員の求人を募集しています。例えば以下のような求人がこれに該当します。
勤務地は首都圏・北関東・静岡など希望のエリアから選べます。ツアーは全国各地から出発するので、勤務地の融通が利くのです。
仕事内容は旅行プランに従ってスケジュール管理や添乗を行い、お客さんに安全で楽しい旅行を提供することです。「今週はアメリカ、来週はイタリアの添乗」というように世界各地を巡ることができます。
ちなみに、私には海外ツアーの添乗員をしている友達がいますが、「マイルがものすごく貯まる」と話していました。そのため長期休みには毎年マイルで自由に海外旅行ができるそうです。
さらに航空会社の会員レベルが自然に上がっていくため、空港内のラウンジが無料で使えたり、預け荷物の数が無料で増やせたりといった特典が付きます。このようなメリットは添乗員ならではです。例えば、以下はロサンゼルス空港のラウンジです。
応募条件は「高卒以上」のみです。添乗員未経験でも問題ありません。入社後は充実した研修に加えて、添乗業務に必要な旅程管理資格を取得するため、一からの挑戦でも大丈夫です。
また、働き方も自由に選べます。週1日、週末のみ、扶養内で勤務調整などライフスタイルに合わせることが可能です。「結婚しているから海外勤務は難しい」「地元から離れたくない」という方でも、海外で仕事ができる恵まれた職種といえます。
まとめ
海外の旅行業界では、職種未経験や英語が苦手であっても応募できる求人がたくさんあることが分かってもらえたと思います。
旅行業界に海外転職したい場合、旅行会社や代理店の営業職・カスタマーサポート職、ランドオペレーター、ガイド・インストラクター職などを探すと、求人が見つかりやすいです。
ちなみに就労ビザの取得が難しいアメリカで仕事を探す場合は、Jビザで応募できる求人を探せば問題ありません。このとき求人の選択肢は多い方がいいので、なるべく複数の転職サイトに登録することをおすすめします。
このようにして国・エリア・職種・勤務スタイル・労働環境など総合的に見比べれば、あなたが満足できる求人に絞ることができます。
一見、ハードルが高そうにみえる海外転職も、このように求人数の多い職種に絞って応募していけば納得のいく就職先が見つかります。旅行業界で海外転職したい場合、まずは転職サイトに登録して担当者に相談することから始めましょう。
海外転職を実現するときであっても、転職サイトを利用するのが一般的です。日本に居ながら転職活動をするのが普通なのです(海外在住者も同じく転職サイトを使い、現地で活動する)。
ただ、海外転職に対応している転職エージェントは少ないです。日本にある転職サイトはほとんどが国内求人のみに対応しているからです。ただ探せば、問題なく海外求人に対応している転職サイトを利用することができます。
しかし、海外求人はそれ自体がレアです。また、「アジアに特化している」「専門性の高い求人ばかり保有している」など、転職サイトごとに特徴があります。そこで、2~3社の転職エージェントを利用して、見比べながら求人を探さなければいけません。
人によって狙っている国や求人は異なります。そこである程度まで求人の条件を絞って転職活動をしましょう。そのために必要な「海外対応の転職サイト」の特徴や違いについて、以下で記しています。